1月15日
★2001年1月10日号(40P)発行!C


『本マグロ史上最高値の1本2020万円!!』
2001年、築地市場の初セリは”2,020万円の本マグロ/1本”から始まった―。  5日行われた築地市場の初セリは、本マグロのこれまでの最高値904万円を大幅に上回る1本2,020万円で競り落とされたニュースが各テレビ、新聞等、マスコミに大きく報じられ話題を呼んだ。それに、昨暮れからの「大江戸線」開通もあり久方ぶりに市場の活気が戻った感じさえする初市であった。  早朝5時、花形商材のマグロがずらりと並べられたセリ場は各荷受け担当者、仲卸、またテレビ関係者等でごった返し大きな賑わいをみせた。『カラン!カラン!カラン!』というけたたましい鐘の音を合図にセリが一斉にスタート、あちこちで大きな人だかりが出来、河岸本来の活気を感じさせた。話題をさらった『1本2,020万円の本マグロ』は中央魚類が荷受けした青森大間産・延縄もので仲卸のヤマホ湯浅が競り落とした。一kg当たり10万円(202kg、2,020万円)とこれまでの最高値904万円を上回る史上最高値をつけた。ヤマホ湯浅の湯浅功社長は今回の件について「私は年間を通じてお客さんに最高のものを届けたい一心で商売しています。だから価格、また損得も関係ありません。結果的に2,020万円という価格になっただけの事です」と気持ちを語った。  注目の初市概況は東京都中央卸売市場の経営管理部業務課水産品係の発表によると、全市場の入荷数量が前年比0.7%増の2,675トン。築地市場の主要魚類の入荷については漁模様が地域によりばらつきがあったため「スルメイカ」等は増加したものの「アジ」、「イワシ」等が減少し全体的には前年並となった。一方の売れ行きは例年同様一般小売店や料理店など休みのところがあったものの、元旦から営業の大手スーパーを顧客にもつ仲卸業者の買い意欲が強く総じて上々だった。相場は「スルメイカ」など一部を除き、全般的に昨年より高めのスタートとなった。  今世紀の初市は『2,020万円の本マグロ』の話題が全てだった。他魚種もそこそこの売上げも話題にのぼるまでにはいかなかった。しかし、築地市場自体をあれだけ盛り上がらせただけでも上出来だったのではないだろうか。